論文種別 その他
言語種別 日本語
表題 除菌によるEMR後早期胃癌の二次発癌予防の結果を受けて 除菌対象者をどこまで広げるのか 私はこう考える 除菌対象者を広げる上での留意点
掲載誌名 正式名:The GI Forefront
ISSNコード:1349-9629
巻・号・頁 5(1),22-26頁
著者・共著者 菊地正悟
発行年月 2009/06
概要 キーワード:*ヘリコバクター感染症(診断,薬物療法,合併症);Helicobacter pylori;*胃腫瘍(合併症,予防);*多剤併用療法(有害作用);消化器系内視鏡法;リスク評価;*除菌療法(有害作用);ヒト
無症状のH.pylori感染者に、胃癌予防を目的として除菌を行う場合の対象について検討した。萎縮のない例、若い年代ほど効果が期待できるが、10歳未満の小児は有害事象による重症化の可能性から現段階では対象とすべきでない。40歳以上の萎縮のある感染者では除菌すべきか否かの検討がなお必要である。除菌にあたっては、有害事象、除菌が無効な胃癌の存在、症状出現、噴門周囲癌のリスク上昇のそれぞれの可能性について十分説明すべきである。耐性菌を造らない体制の整備も不可欠である。(著者抄録)
愛知医科大学 医学部公衆衛生学
DOI 2009262296