論文種別 | 原著論文 |
言語種別 | 日本語 |
表題 | Elite Vocal Performersを対象とした音声障害の診療に対する意識調査 アンケート調査報告 |
掲載誌名 | 正式名:音声言語医学 ISSNコード:00302813/18843646 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 日本音声言語医学会 |
巻・号・頁 | 58(1),34-43頁 |
著者・共著者 | 二村 吉継, 文珠 敏郎, 東川 雅彦, 南部 由加里, 平野 彩, 中村 一博, 片平 信行, 駒澤 大吾, 渡邊 雄介 |
発行年月 | 2017/01 |
概要 | Elite Vocal Performers(EVP)に該当する、職業歌手83名、舞台俳優および声優9名の計92名(男性41名、女性51名)を対象とした。内容は「声の症状」「耳鼻咽喉科診察および歌唱指導について」「沈黙療法について」「ステロイド治療について」「声の悩みの解決方法」「診療に対する希望について」等であった。何らか声の悩みをもっている者は78.2%であった。耳鼻咽喉科を受診したことがあるのは85.9%であった。沈黙療法を指示されたことがある者は64.1%で、45.8%は期間を指示されていなかった。ステロイド剤による治療を受けたことがある者は68.1%であったが、ステロイド剤による治療を望む者と望まない者は、受けたい53.6%、受けたくない46.4%であった。舞台スケジュールの配慮などパフォーマンスへの理解をもって治療を行うことが信頼関係を構築するために大切であると考えられた。 |
文献番号 | 2017143025 |