論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 膝嵌頓症状をきたした色素性絨毛結節性滑膜炎の1例 |
掲載誌名 | 正式名:中部日本整形外科災害外科学会雑誌 ISSNコード:00089443/13490885 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 中部日本整形外科災害外科学会 |
巻・号・頁 | 60(3),599-600頁 |
著者・共著者 | 高橋 亮介, 赤尾 真知子, 松尾 俊宏, 出家 正隆 |
発行年月 | 2017/05 |
概要 | 22歳女性。右膝関節の疼痛と可動域制限を主訴に近医を受診、半月板損傷による嵌頓症状を疑われ、精査目的で当院へ紹介となった。初診時、右膝関節の腫脹と外側関節裂隙の圧痛を認めた。また、MRIでは外側半月板前節の前方にT1強調像で低信号、T2強調像で低信号と内部に一部高信号を伴う境界明瞭な腫瘤陰影を認めた。以上より、腫瘤性病変による疼痛および可動域制限と考え、関節鏡下腫瘤摘出術を施行した。関節鏡所見では大腿骨外顆と半月板の間で腫瘤の一部が嵌頓しており、関節鏡視下に嵌頓部分の腫瘤を可及的に摘出した。外側半月板の前方に残存した腫瘤は関節鏡下での切除が困難であったため、腫瘤直上に3cm程度の皮切を加え、直視下に腫瘤を摘出した。病理組織学的に膝嵌頓をきたした色素性絨毛結節性滑膜炎と確定診断された。術後6ヵ月経過現在、症状は消失し、再燃もみられていない。 |
文献番号 | 2017391704 |