論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | 【悪液質-内部障害のリハビリテーション栄養】悪液質に対する緩和ケアとリハビリテーション栄養の役割 |
掲載誌名 | 正式名:リハビリテーション栄養 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 4(2),180-185頁 |
著者・共著者 | 森直治 |
発行年月 | 2020/10 |
概要 | 進行した悪液質患者は、経口栄養摂取量が減少し、栄養障害、サルコペニアの状態にある。がんなどの慢性消耗性疾患をベースに、慢性炎症がもたらすさまざまな代謝障害、アナボリックレジスタンスが低栄養やサルコペニア、身体機能を改善困難にする。この段階においても、QOLの維持や向上といった緩和ケア的側面においてリハ栄養は重要な役割をもち、栄養状態や身体機能の可及的な維持、症状緩和、スタッフの介入継続による心理的な効果など、全人的なケアを行うことができる。療養生活を向上させる質の高いケアには、医療チームと患者・家族が、共通の認識のもとゴールを共有することが不可欠なため、コミュニケーションを円滑にし、次第に衰える身体機能や栄養状態を受け止め、機能や希望を支えていく、寄り添うリハ栄養が求められる。 |