論文種別 | 原著論文 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | パスファインダーを利用した健康医療情報の提供と健康支援 |
掲載誌名 | 正式名:薬学図書館 ISSNコード:03862062 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 日本薬学図書館協議会 |
巻・号・頁 | 55(3),210-215頁 |
著者・共著者 | 市川 美智子 |
発行年月 | 2010/07 |
概要 | セルフメディケーション推進ならびに薬事法改正(2009年6月)により、薬剤師の業務は拡大している。その光景は、医療現場におけるインフォームド・コンセントとも似ている。インフォームド・コンセントとは、医師が患者を威嚇したり不適当な誘導をしたりせず、わかりやすい言葉で患者に情報を提供した上で行われる同意である。昨今は「インフォームド・チョイス(説明を受けた上での選択)」という言葉もよく耳にするようになった。決定を下すためには、副作用等の悪い事柄も含め、両者が様々な情報を共有する必要がある。情報は力である。突然襲ってくる病気やケガに備えて、市民が日頃から医薬品や病気について学習しておくこともセルフメディケーションの一部であろう。医学図書館界では、市民の健康情報リテラシー習得を支援する活動が始まっている。そのひとつに、愛知医科大学と近隣公共図書館が共同作成している「地域連携図書館パスファインダー」がある。パスファインダーはトピック(疾患や症状)ごとに作成された調べ方ガイドのことで、図書館員が厳選した蔵書やWeb等で利用できる情報資源を紹介しながら、検索方法や図書館機能について教育する指導ツールである。図書館の整備は整いつつあるが、今後は医療者との連携形成が大きな課題である。(著者抄録) |
文献番号 | 2010333952 |